6号零戦-1

ついに6機目の零戦生産に取り掛かっています またゼロ戦かよ
そうです、またゼロ戦です

今回の零戦は昭和17年6月に中島飛行機で製作された21型。
この月は日本海軍が早期講和に持ち込むべく、山本五十六連合艦隊長官の鶴の一声で、準備不足の中、無理やり実行された作戦、ミッドウェー島の攻略に失敗して主力航空母艦4隻をいっぺんに喪失、攻勢から守勢に転換したときでもあります。
その後山本五十六は航空機を船から降ろし、ラバウルの陸上基地から発進した航空機でアメリカ軍の航空攻勢に真っ向から挑む「い号作戦」を実行しますが2000機以上の航空機の損害を出して失敗します。
山本長官自身も前線視察中にアメリカ軍の戦闘機に撃墜されて戦死・・・

これは私の想像ですが山本長官はミッドウェー作戦の失敗により、早期講和が不可能になったことで自ら責任を取ったのではないでしょうか?
優秀な指揮官を失った日本海軍と零戦はこの後のガダルカナル奪還作戦から特攻作戦まで為すすべなく転がり落ちていきます。

そのような時代背景の中ラバウルに航空機を集められた中島製零戦21型がソロモン上空の戦いを潜り抜け、昭和19年2月10日ラバウル航空隊の最後の力を振り絞った戦いに、岩村小隊4番機として参加する場面を再現します。
パイロットは予科練出身の新人三飛曹という設定です。

まずはコックピットの製作・・・

画像

                           操縦席左側

スロットルレバーや配電盤、燃料計、爆弾投下レバーなどが並びます。
今回中島製ということで以前お見せした三菱製の52型とは違いコクピットの色を少し暗めにしています。
この色は博物館に現存している中島製の零戦の写真を元に私が調合しました。

画像

                           操縦席裏側の酸素ビン

通常のプラモデルでは表現されませんが酸素の配管まで銅線で作りこみました。見えなくなる部分ですが操縦席の機器の配管をできる限り表現することで、現役の零戦の操縦席を表現するのが狙いです。

画像

                          上記のパーツを仮組みしました

画像

                              裏から見た様子

画像

                             操縦席右側

操縦席右側には無線関係の機器が並びます。緑色の二つの箱は無線電話機です。岩本徹三はこの無線を利用して基地からの情報を活用。常に相手に有利な立場から戦いを挑んでいました。

クルシー帰投機や着艦フック解除レバーなど基地では使用しない機材も並びます。

画像


                            正面の計器板と一緒に

いかがでしたか?少しは本物の航空機操縦席の様に見えたでしょうか。命を懸けたパイロットの様子が想像できたら成功です。

次回は脚の製作過程をお見せします。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック